作品紹介:02 色鮮やかなキュービックジルコニアのリング
ようやく2回目の作品紹介です。今回は今のところ唯一オリジナルパーツ不使用のこちら。
キュービックジルコニアを使用したフリーサイズの指輪です。
この指輪は、とにかく爪で石を支えるタイプにしたいというこだわりがありました。要はダイヤなどが納まってるような高価な指輪と似た見た目、ということですね。パっと見本物に近く、でも石のサイズを少し大きめにすることで本物ほどお高く付かないファッショナブルなリングにしたかったんです。
また、使用してるリングの部分ですが、フリーサイズでこの爪ありのものってなかなか無くてですね…探すのに苦労しました。
そして、大事な石の部分ですが、タイトルにもある通りキュービックジルコニアを使用しています。
キュービックジルコニアは、ダイヤモンドのレプリカとして利用されることが多い人工石です。もちろん、価値や希少性は本物とは比べ物になりませんが、一般的にはダイヤモンドと区別がつかないくらいの輝きがあります。
透明なものは結構色んなところに出回っていますが、今回使用してるような色付きで、なおかつカットも綺麗なものはあまりお目にかかれなくてですね…この石を手に入れるのもなかなか苦労しました。
アクセサリーパーツを扱う雑貨屋さんではなく、本物の宝石なども取り扱うお店から仕入れたので色、カットともに非常に美しいです。
石のサイズは6mm。数字だけ聞くと小さそうですが、指にはめると存在感があります。それでいて見た目は本物と遜色がないので、付けてると「それ本物?」と聞かれることも多々あり(笑)
カラフルな6色を取り揃えてるので、その日の服装に合わせて付け替えるのも楽しいですし、お気に入りの一色をヘビロテするのもいいですよね。見た目に反して安価だと思うので、失くしても痛みが少ないのがいいかと(私はお気に入りの指輪ほど失くすので…)
写真だとなかなか良さが伝わりにくいのが難点ですが、キラキラしたものが好きなひとなら(私なんですが)、一度実物を見てもらえればその輝きと色にきっとうっとりしてしまうと思います。
ちなみに、ここから下は余談なんでお時間のある方だけお付き合いください。
上記の通り、この指輪だけオリジナルパーツ不使用なわけですが、当初は石の部分を自作する予定でした。表現したい色や雰囲気は決まっていたので、モールドも自作してレジンで作ろうと何度か試作を行いましたが…さすがにこのサイズをレジンで作るのは難しく…。
特に気泡がどうやっても抜けきらないのと、キラキラ感のなさが解決せず…。
石のサイズを大きくすればあるいは、というのも考えたのですが、どうしても本物と見紛うくらいのサイズに収めたい気持ちは変わらず…。
初めてシリコンを買ってモールド作りをし、気泡の抜き方についても徹底的に調べるなど…結局その成果が日の目を見る形にはならなかったのですが、今回の指輪作りも色んなことを学ぶいい機会になりました。