空想レミニセンス

糖質制限とハンドメイドアクセサリー作りの記録

ハンドメイド雑記05:アクセサリー作りを始めた話②

今回は、前回の続きで「なぜアクセサリーを作り始めたか」のお話です。
簡単に前回を振り返ると、子供の頃大好きだったセーラームーンの変身コンパクトのおもちゃのように、物語の中に登場するアイテムが実際に手に取れる形になっているのが好きで、それが原点だという話でした。

詳しくはこちら↓から。

私がオリジナルでやりたかったこと

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5年前のもの(;´∀`)

オリジナルでイベントに参加するようになったのは5年程前なのですが(調べてみてそんなに経ってるのかとちょっと凍りつきましたね…w)、その頃から私にはずっとやりたいことがありました。

 

それは「オリジナルの漫画を描いて、そこに登場するアイテムを実際に手に取れる形にする」こと。要はセーラームーンの変身アイテムのようなものを実際に作って、漫画とグッズ、その両方で物語を楽しんでもらえるものを作りたかったのです。

 

とは言え、それを実現するのはそう簡単なことではありませんでした。
そもそも「オリジナル」で「長編」で「続き物」が初めての私は漫画を描くだけで精一杯で(締め切り破ったり、新刊間に合わなくてコピーとかもザラでしたね…)とてもグッズ作りまで手が回りませんでした。

 

結局、グッズ作りに本腰を入れられないまま気付けば3年以上。。このままでは私が本当にやりたかったことが実現できそうにありません。そこで、一度やり方を見直して、もっとコンパクトにグッズ有りきで作品を作ることにしたのです。

 

 

そうして作ったのがアクセサリーを題材にした短編集「jewe box」でした。

 

アクセサリーを作ろう

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jewel boxのイラスト

「jewel box」は、アクセサリーを題材にした短編4つと、ガチャガチャが題材の1編の計5編を収録したオリジナルの同人誌です。登場するアクセサリーはイヤリング(ピアス)、ネックレス、指輪となるべく種類が偏らないようにしました。その辺は特に意味のない個人的なこだわりです(笑)

 

さて、この時点での私のアクセサリー作り歴についてですが、レベル10をMAXとした場合、せいぜいレベル2と言ったところでしょうか。たまたま友人に貴和製作所に連れられたことがあり、その流れで市販のパーツで組んだアクセサリーをちょこっと作った程度。初期アイテムのヒノキの棒から最低価格で手に入る短剣を装備している頃。

 

その程度のレベルで完全オリジナルのアクセサリーを作ろう!と言うんですから、ずいぶん無謀な目標を掲げていたなぁ…と今なら思います(笑)

 

ちなみに「jewel box」に登場するアクセサリーはこの4点。

 

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当時の画像をちょっと編集したもの

今でも人気のある街灯のアクセサリーについては、制作のアレコレについて別で記事を書いてるので、そちらを読んで頂ければと思いますが、とにかく、どのアクセサリーもここまで完成させるのに本当にたくさんの時間を使い、たくさんの試作を行いました。

 

それと、今ではレジンを当たり前のように制作に使っていますが、実は当初の予定ではレジンにまで手を出すつもりはありませんでした。
それくらい行き当たりばったりというか、とにかくやってみる、やってから決める、考える、という手法を取ってたんですね(;´Д`)

 

結局当初予定してたイベントにはアクセサリーが2つしか間に合わなかったのですが、その次のイベントで「jewel box」のアクセサリー4点に加えて、他にもアクセサリーを増やして初めて「グッズ」ジャンルにて参加したのが2019年5月のことです。

 

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その時のイベントの様子

 

私のアクセサリーサークルとしての出発はこの日かなと思っています。

 

(ちなみに短編の1つがガチャガチャテーマだったので、それに合わせてガチャガチャも置いてました。これ以降ほとんど出番がなくて困ってます^^;)


そうしてこの時ようやく、長年の夢だった「漫画に登場するアイテムを実際に手に取れる形にして、漫画とグッズの両方で楽しんでもらう」が実現できました。
まぁ実際、来て下さった方に私の意図した形で両方を楽しんで頂けたのかはわからないのですが、それでも一つやりたかったことをやりきれたのは私の創作人生において大きな自信になりました。